日本酒の良さをストレスなく味わえる
SHUWANでさまざまなお酒を飲み比べて、「日本酒の良さをストレスなく味わえる」と感銘を受けました。それまでは、バーで日本酒を提供する時に適した器がなかったように思います。
日本酒をワイングラスで出す高級店は多いですが、グラスに残った酸化臭がずっと気になっていました。きれいな日本酒であればあるほど、違和感が大きいですね。一方でぐい飲みは、日本酒の飲み方としては美しいですが、バーで使う器としては限界があると感じていました。
SHUWANで飲むと、モダンな日本酒もクラシックな日本酒も良さが引き立ちます。器の素材や大きさの意味が、飲んだ時に直感的に理解できました。
国産のスピリッツベースを使ったカクテルとも相性抜群
当店では、日本酒だけでなく日本のスピリッツベースのカクテルにもSHUWANを使っています。ジントニックを例にしますと、最近の国産クラフトジンはベースが焼酎や泡盛といった日本のお酒なので、相性が良いです。
洋酒でも、伝統的に土の器で飲むシードル、オールドボトルのウイスキーといった柔らかさが魅力のお酒はSHUWANでお出ししていますね。
お酒の香りと味わいを雑味なく引き立てる
SHUWANの魅力は、日本酒をはじめとする柔らかいお酒の甘味や旨味が、雑味なくきれいに立ち上がるところです。香りと味わいのバランスが非常に良いですね。グラスや薄張りで飲むと、シャープすぎる口当たりがお酒の質と合っていないことがあります。
例えば国産クラフトジンを使ったジントニックをグラスで飲むと、ベーススピリッツ由来の麹の風味とグラスのシャープさが調和せず、相乗効果が生まれません。対照的に、SHUWANを使うと土ならではの柔らかさとの相性が良く、味が引き立ちます。
雑味がない一方で、器ごとに旨味の違いなどの揺らぎがあるのも良いところです。お酒の揺らぎとあいまって、すごく魅力的ですね。
さらに、手腕のサイズ感も絶妙です。抹茶碗は大きすぎて片手で持ちにくいですが、SHUWANのサイズ感は驚くほどしっくりきます。
カクテルに意外性と楽しさを
バーのフォーマットで使う酒器として、非常に取り入れやすいと感じています。カクテルをSHUWANで飲んだ時の意外性や楽しさを、ぜひ多くの方に味わってほしいですね。
例えば、日本のジンでマティーニを作る時に使うと、器の薄さと土物の魅力が体感でき、ドライすぎないマティーニになります。特に海外からのお客様に「ジャパニーズ・ドライ・マティーニ」として提供すると、器の持つ説得力と味わいのオリジナリティがあいまって、非常に喜ばれています。